相撲の『年寄』ってなんのこと?
相撲のニュースを見ていたら、「年寄」って単語をよく聞きます。
今日は知っているようで知らない「年寄」について書いていきますね。
若くても「年寄」
年寄(としより)とは、公益財団法人日本相撲協会(以下「協会」)の構成役員です。
通常は「年寄」よりも「親方」と呼ばれています。
「年寄」が主体となって相撲協会および大相撲の運営を行っています。
「年寄」になれるのは、現役を引退した元力士のみです。
年寄になることで日本相撲協会の正規の構成員としてとどまることができます。
年寄の給料はどれくらい?
年寄の報酬には、月例給、賞与があります。
他にも、勤続年数に応じた勤続手当、場所手当(年3回支給)、在勤手当(協会在勤者)、衣装補助費(羽織・袴での勝負審判者)、名跡金(年寄名跡の取得補償)などが支給されます。
それだけでなく、部屋持ち親方には、力士1人当たり1場所ごとに部屋維持費と稽古場経費、幕下以下の力士への力士養成費、関取を育てあげた養成奨励金などが支給されます。
Wikipedeiaさんによると、
相撲部屋維持費…力士1人当たり1場所11万5000円
稽古場経費…力士1人当たり1場所5万5000円
養成員養成費…幕下以下の力士1人当たり1か月7万円
支給されるそうです。
年寄の職責について
年寄りの職責には、
・理事
・監事
・役員待遇委員
・委員
・主任
・参与
・平年寄
があります。
理事選があったばっかりですね。
貴乃花親方が理事から役員待遇委員になりましたが、役員待遇委員の給与等は、理事又は監事と同等額です。
多くの年寄は、委員です。
委員の年収は、1,500万円から1,600万円と言われています。
年寄の人数は決まっている!
年寄は105名います。
年寄になるには一定の条件があり、現役時代の成績や日本国籍の保有、協会の承認などの要件を満たす必要があります。
モンゴル人をはじめとする外国人は年寄になるために日本国籍を取得することが多いです。
以上、『相撲の『年寄』ってなんのこと?給料はどれくらい?』でした!