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初優勝した稀勢の里は綱取りの条件を満たしている!?

      2017/07/26



稀勢の里関が初優勝!

平成29年初場所は大関・稀勢の里関が優勝しました。
大盛り上がりの場所でしたね。

NHKのテレビ視聴率もよかったようで、大相撲初場所の千秋楽の平均視聴率は21.5%を記録しました。
また、稀勢の里関の優勝が決定した14日目の平均視聴率は21.1%でした。

気になるのは稀勢の里関が横綱になるかどうかですよね。
報道では横綱昇進が決定的とされていますが、ほんとに稀勢の里関が綱取りの条件を満たしているのかどうか調べてみました。





稀勢の里は綱取りの条件を満たしている!?

大関・稀勢の里関は綱取りの条件を満たしているのでしょうか?

日本相撲協会・横綱審議委員会の内規には、横綱の綱とり条件は『2場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績』との条件があるそうです。

今回、稀勢の里関は優勝しました。
しかし、先場所は優勝していないので2場所連続優勝ではありません。

ですので、「それに準ずる成績」だったということですね。
では、「それに準ずる成績」とはいったいどのような成績でしょうか?

稀勢の里関は今場所優勝するまで1度も優勝したことがありませんでした。
しかし、2016年の年間最多勝を受賞しました。

史上初の優勝無しでの年間最多勝の受賞でした。
2016年の「年間最多勝の受賞」が「それに準ずる成績」であると横綱審議委員会で評価されたということです。

昔は、2場所連続優勝が条件ではなかったっけ?

昔は、大関での2場所連続優勝が条件だったような…と思っている方も多いかと思います。

過去には「2場所連続優勝」が絶対だったようですが、2014年5月場所の鶴竜関が、27年ぶりに「それに準ずる成績」で横綱に昇進しました。

では、なぜ27年ぶりに規定をゆるめてまで鶴竜関を横綱にしたのでしょうか?
実は、鶴竜関の横綱昇進には稀勢の里関が深く関わっていました。

鶴竜関はなぜ横綱に昇進できた?

鶴竜関は2014年3月場所に横綱昇進を決めています。

鶴竜関の横綱昇進になった経緯について説明していきます。

2013年九州場所(11月)で稀勢の里関は13勝2敗の成績を収めました。
この場所で稀勢の里関は、2横綱(白鵬関、日馬富士関)に勝ちましたが、安美錦関と豪栄道関の関脇以下2人に敗れての13勝2敗であり、この場所の優勝は14勝1敗の日馬富士関でしたから、優勝同点という成績でもありませんでした。
しかし、相撲協会や横綱審議委員会は、日本人横綱欲しさに「稀勢の里関は初場所が綱取り」と言い出したのです。
気持ちはわかりますが、ちょっとおかしいですよね。

そして、2014年初場所。
ここで稀勢の里関が優勝してしまえば横綱に昇進できたのですが、稀勢の里関は初日に負けてしまいます。その後も3敗し、横綱昇進の話は消えてなくなりました。
この初場所で活躍したのが、大関・鶴竜関です。
優勝決定戦で白鵬関に敗れたものの、千秋楽には全勝の白鵬関を倒して14勝1敗で初場所を終えました。

2013年九州場所での稀勢の里関より良い成績だったので、次の春場所で鶴竜関が優勝したら横綱ということになりますよね。

そして迎えた春場所。
両横綱を破って鶴竜関は14勝1敗で優勝しました。

優勝したので、横綱審議委員会は「それに準ずる成績」だったということで鶴竜関を横綱にすることにしました。

横綱になってからの鶴竜関は先場所は優勝しましたが、今場所も含めてあまりよい成績を収めていません。
1場所だけで横綱に昇進させたのが間違いだったのでは?との声もあります。

今回、稀勢の里関の横綱昇進を横綱審議委員会は満場一致で決定しました。
数年後に、やはり1場所優勝だけでの昇進はよくなかったのでは?との声が出ないように稀勢の里関にはしっかりと活躍して欲しいですね。

何はともあれ、久しぶりの日本人横綱!
やはりうれしいものですね。







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