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横綱の土俵入りの型 「雲龍型」と「不知火型」の違いとは?

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稀勢の里関が横綱に昇進!

19年ぶりに日本人横綱となった稀勢の里関。

平成29年1月27日に明治神宮で行われた横綱推挙式と奉納土俵入りには歴代2番目の多さとなる1万8000人(歴代最高は貴乃花(1994年11月)の2万人)の観衆が集まったそうです。
大観衆が見守る中、稀勢の里関は「雲竜型」の土俵入りを披露しました。

この様子をテレビで見ていて、土俵入りの「雲竜型」と「不知火型」の違いってなんだろうと思い調べてみることにしました。





横綱土俵入りとは?

横綱土俵入りは純白の綱を腰に締めた横綱が、露払い(つゆはらい)と太刀持ち(たちもち)を従え、四股踏みやせり上がりなどで構成される単独での土俵入りを披露するものです。
他の幕内や十両力士も土俵入りしますが、横綱は1人1人「単独」で行います。

横綱の土俵入りは、幕内力士の土俵入りのあとに行われます。
横綱が複数いる場合は、奇数日は東方から、偶数日は西方から順に行われます。

横綱土俵入りのことを「方屋入り」あるいは「手数入り」とも言います。

土俵入りの作法について

立行司、露払い、横綱、太刀持ちの順に花道から入場し、土俵に上がります。
横綱は二字口で塵を切ったり、柏手を2回打ち、中央へ3歩進み、四股を踏みます。
そして、型を披露します。
型が終わると、再び二字口に下がり、柏手を2回打ち、塵を切ります。
土俵を下りるときは、露払い、横綱、太刀持ち、立行司の順に花道から退場します。

露払いってなに?

露払いは、横綱土俵入りの先導役で、横綱の先に立ち、道を開く役割を果たします。
露払いは何も手にしていません。
原則として同じ部屋あるいは同じ一門の関脇以下の幕内力士が露払いを務めることになっています。
しかし稀に、一門が違う横綱の友人が務めたり、大関が務めたこともあったようです。

太刀持ちってなに?

太刀持ちは、外敵から横綱を警護する役割を果たします。
露払いを務める力士より番付上位の力士が務め、太刀を持つ手は、絶対に(たとえ左利きでも)右手でなければいけないという規則があります。
左手はひざの上にあります。





横綱の土俵入りの型は2種類!

横綱の土俵入りの型は2種類あります。
「雲龍(うんりゅう)型」と「不知火(しらぬい)型」です。

2つの大きな違いは、綱の結び方とせり上がりの方法です。

どちらの型を選ぶかは部屋の師匠と横綱本人が周囲の意見を聞きながら決めることができます。
ただ、全員同じ型を選んでいる一門もあります。

それでは、それぞれについて説明していきますね。

「雲龍型」について

稀勢の里関は「雲龍型」を選択しましたね。

雲竜型は、「雲龍久吉」が行っていた土俵入りの型を起源としているものです。

この型は、左手を胸の近くに当てて、右手は横に伸ばして、下段の構えからせり上がります。
左手は「守り」、右手は「攻め」を示すと言われています。

綱の結び方は、1輪になっています。

横綱の大多数が、雲龍型の土俵入りを選択しています。
型が判明している20代横綱・梅ヶ谷以降の48力士(現役横綱含む)のうち、雲龍型を選択した横綱は34名です。
圧倒的に不知火型より雲龍型が選ばれているのですね。

この雲龍型は、不知火型に比べ、縁起の良い型とされています。

出羽海一門、高砂一門、時津風一門の横綱は、全員雲龍型を選択しています。

「不知火型」について

「不知火型」は、「不知火光右衛門」が行っていた土俵入りです。

不知火型は、せり上がりの時、両手を左右に伸ばします。
そして、下からすくうように体を起こします。

攻めの型と言われています。

綱の結び目は両輪になっています。

不知火型のほうが綱が長いので雲龍型の綱と比べて少し重いです。

主に、立浪一門(現・伊勢ヶ浜一門)や、二所ノ関一門に所属する横綱がこの不知火型を選ぶとされています。

不知火型はしばしば、大型力士が披露すると見栄えのする型とも言われています。

しかし、「不知火型横綱は短命」というジンクスもあります。
横綱・玉の海は横綱在位中にお亡くなりになりました。

このジンクスを覆そうと不知火型を選択した琴櫻関や隆の里も、短命な横綱となってしまいました。

こうして「不知火型横綱は短命」説は伝え続けらてきましたが、白鵬関はこの不知火型を選び、皆さんご存知の通り長い期間横綱として活躍しています。

現在、在位中の2横綱(白鵬・日馬富士)が同時に不知火型を選択していますが、これは史上初めてのことです。

「雲龍型」と「不知火型」の違い

「雲龍型」と「不知火型」について紹介してきましたが、ごちゃごちゃしてきたので表にまとめます。

雲龍型 不知火型
綱の結び方 1輪 両輪
せり上がり 左手を胸の近くに当てて右手は伸ばす 両手を伸ばす
一門 出羽海一門、高砂一門、時津風一門 伊勢ヶ浜一門(旧・立浪一門)、二所ノ関一門
縁起がいい 短命
現役横綱 鶴竜、稀勢の里 白鵬、日馬富士
過去の力士 双葉山、大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍 玉の海、琴櫻、隆の里

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