力士の秘密道具・明け荷(あけに)をご存知ですか?
私は、Twitterで炎鵬さんが「明け荷」を担いでいる画像を見て存在を知りました。
力士選手権。炎鵬君、明け荷を担いで登場です。#力士選手権#炎鵬君 pic.twitter.com/6g3qEpEfPm
— ゆう (@0322sang20) 2017年10月2日
今日は、「明け荷」について紹介していきますね!!
「明け荷」ってなに?
「明け荷」とは、力士の締込(しめこみ)や化粧廻しなど、本場所や巡業で必要なものを入れて持ち運ぶために使う、葛籠(つづら)のことです。
葛籠(つづら)と聞いて、真っ先に昔話の「舌切り雀」を思い出しました。
葛籠(つづら)とは、簡単に説明すると竹で編んだ蓋つきの籠(かご)のことです。
竹で編んでいるので、通気性に富んでいます。
また、表面に塗る漆や柿渋には抗菌・防虫・防腐作用があるので、大切な衣類を保存するのに最適であるといわれています。
だから力士は大切な締込や化粧廻しを「明け荷」に保存するのですね。
現在、「明け荷」を制作しているのは、京都の「渡辺商店」さんだけだそうです。
約100本の竹で編みこまれ、緑と朱色の漆で塗装された「明け荷」は日本の伝統工芸品ですね。
「明け荷」の大きさと重さは?
炎鵬さんが担いでいる写真を見ると、とても大きくて重そうな箱だと伝わってきますよね。
明け荷のサイズは約縦40㎝、横80㎝、深さ30㎝で、中身が入ると、重さは約10㎏だそうです。
10kgをひょいひょいと持ち上げるなんてさすが力士ですね。
「明け荷」のデザインについて
「明け荷」は側面に四股名が彫られています。
四股名は左から順に書かれています。
「明け荷」は自分で買うの?
明け荷は、同期生や後援者から贈られることが多いそうです。
明け荷をもらうことで「関取」になったなと実感する力士もいそうですね。
もし、関取になって「明け荷」を手に入れても、幕下に陥落したら「明け荷」を使用できなくなります。
横綱は「明け荷」をいっぱい持っている!?
横綱は明け荷を3個使用しているそうですよ。
横綱は三つ揃いの廻しがあるので、明け荷が三つ必要なんですね。
明け荷の数も横綱級ですね。
「明け荷」はもともとは「開け荷」だった!
もともとは、「開け荷」とも書いていましたが、縁起から「明」の文字を使うようになりました。
以上、『力士の秘密道具「明け荷」ってなに?巨大なつづらに入れているものをご紹介!』でした!
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